天才アーティストジェイ・チョウさんの10作目を待ちながら、ひっそり続けていた回顧シリーズですが、すばらしい新譜に夢中になり、すっかり止まっておりました。きたる香港コンサートの成功を祈って、久々に過去の名作を振り返ってみたいと思います。

fantasy1第7回の今回は2001年の「范特西」。10年の総括となる「超時代演唱会」でも、このアルバムの曲が何曲も聞けますよね。
初期からファンのかたにはたまらない一枚、最近、ジェイをお知りになった方にとってはバイブル的な一枚ではないでしょうか。
みなさまにもご一緒に、この作品を振り返っていただけるとうれしいです。

久々の回顧シリーズです。みなさまのコメント、トラックバック等々、ひそかにお待ちしております。

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2010/9/13 kana

 

このアルバム、おおげさに言えば私の人生を変えた一枚です。
現在、中国住まいの私ですが、「范特西」に出会ってなければ、こんな風に中国にいることはなかったと思います。

2001年8月、中国語力ゼロで台湾に行くことになった私。その翌月に「范特西」が発売されました。
授業だけでは全然進歩しない中国語…、楽しく勉強するにはを歌を聞くのが一番だと思い、学校帰りにCDショップへ行きました。店員さんにお薦めCDを尋ねる語学力もなかったので、とりあえず、その時、1位になっていたCDを買って帰りました。

「台湾の音楽って日本の5年遅れくらいかなぁ」と失礼な予想をしつつ、買って来たCDを聞き始め、・・・1曲目「愛在西元前」。
「あれ?何これ?全然わからないけど、妙に気持ちいい…、これが中国語?」 やや、唖然…。
2曲目「Ba 我回来了」。え?この人ラップもできるんだ…?
3曲目「簡単愛」。ドキューン!やばい、なんか好きになってきた…。
10曲聴き終わった後には、翌日、学校でこの感動を伝えるために、せっせと辞書をひき、賛美の言葉を調べていました。

翌日、学校でクラスメートや先生に「すごい歌手がいる!」と報告すると、ある人がPVが見れるサイトを紹介してくれました。
ドキドキドキドキ…。
おうちに帰って早速チェック。
「簡単愛PV」。 ドキューン!バキューン!バタンッ!ドサッ!
歌うジェイ・チョウのアップを見て、あまりのかっこよさに、椅子ごと後ろに倒れてしまったのです私の人生で、人の顔見て、後頭部を負傷したのは後にも先にもこの時だけです(←アホ)。甘い声、一重の目、ちょっぴりアヒル口、はにかみスマイル、全部タイプどまんなか!
PVを見て始めて、この人が歌だけじゃなく、ピアノもチェロもいける、どうやら歌も作ってると気づき・・・。ここから、私のめくるめくファンシー生活が始まりました。

個人的に一番好きなアルバムは1st「周杰倫」なのですが、人からお薦めを聞かれると、決まって「范特西」を押しています。
金曲賞での一人勝ち、10周年のファン投票でも「好きなアルバム第1位」、そしてご本人も「自分の作品はどれもかわいいけど一番印象深いのは范特西だ」とおっしゃているとおり、この10年間での最高傑作だと思います。

好きな曲は…と言っても、10曲ともパーフェクトすぎて今回は選べないです。
全部好きですが印象深いのは、後頭部を負傷した「簡単愛」、初めて生歌を聴いた「忍者」「開不了口」、始めて中国語で歌えるようになった曲「安静」です。
「安静」は初めて聞いた時から、「全然意味がわからないのに、なんかわかる〜!」と、言葉の壁をあっさり越えられました。

ちなみに、私の初・生歌体験は2002年4月。テレビ局の40周年イベントでした。今と違ってダンサーもおらず、衣装も地味ですが、でてきた瞬間、会場の雰囲気を一変させる男でした。地味っぷりをお伝えすべく、当時の写真をスキャンしました(まだ、デジカメが高価だった時代)。
taishi1

taishi2
今回の「超時代」では、「愛在西元前」とB−BOXの融合っぷりを楽しみにしてます

全部名曲で好きな曲を選べないへタレな私ですが、「私はこれが好きだ!」と絞れるかたはぜひお気に入りを教えてください。
お気に入りを絞れないかたは、ぜひ、私と一緒に「だって、全部いいんだもん〜」と、もだえてくださいませ

(kana)